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戦争がプラスチック原材料に与える影響と、今企業が取るべき対策

はじめに


世界各地で続く地政学リスクの高まりが、私たちの日常やビジネスに大きな影響を及ぼしています。特に、戦争や紛争による原油価格の高騰は、あらゆる産業に波及しますが、中でもプラスチック原材料を扱う企業にとっては、直接的かつ深刻な問題です。

私たちMitas(ミタス)は、プラスチック製品の企画・製造に携わる企業として、この課題に真正面から向き合っています。本記事では、戦争がプラスチック原材料にどのような影響を与えるのか、そして私たちが実践している対策についてお伝えします。

なぜ戦争がプラスチック原材料の価格に影響するのか


プラスチックの主な原材料は、ナフサ(粗製ガソリン)です。ナフサは原油を精製して得られるため、原油価格と連動して価格が変動します。

戦争や紛争が発生すると、以下のような連鎖が起こります。

産油国・輸送ルートの不安定化 → 原油の供給量が減少
原油価格の急騰 → ナフサ価格も上昇
ナフサ価格の上昇 → ポリエチレン・ポリプロピレンなど汎用プラスチック樹脂の価格高騰
樹脂価格の高騰 → 最終製品のコスト増大
実際に、ロシア・ウクライナ紛争以降、エネルギー価格は世界的に高止まりし、プラスチック原材料の価格は紛争前と比較して大幅に上昇しました。さらに中東情勢の緊迫化が加わることで、市場の不透明感は一層増しています。

加えて、物流コストの上昇も見逃せません。海上輸送ルートの迂回やコンテナ不足により、原材料の輸送費そのものが高騰し、調達リードタイムも長期化しています。

プラスチック原材料の高騰が企業に与えるリスク


原材料価格の高騰は、製造業にとって以下のようなリスクをもたらします。

利益率の圧迫:原価上昇分を製品価格に転嫁しきれず、利益が目減りする
安定供給の困難:原材料の確保自体が難しくなり、納期遅延のリスクが高まる
価格交渉の難航:仕入先・販売先双方との交渉が複雑化する
経営計画の見直し:中長期の事業計画が立てにくくなる
特に中小企業にとっては、大手企業のような大量一括調達によるコスト吸収が難しく、経営への打撃はより深刻です。

Mitasが実践する5つの対策


こうした状況の中で、私たちMitasは以下の対策を講じています。

① 調達先の多元化


特定の地域やサプライヤーに依存するリスクを軽減するため、複数の調達ルートを確保しています。国内外の仕入先を分散させることで、一つのルートが途絶えても供給を維持できる体制を構築しています。

② 在庫管理の最適化


市場動向を注視しながら、戦略的な在庫確保を行っています。価格が安定しているタイミングでの先行調達と、過剰在庫によるキャッシュフロー悪化のバランスを見極め、適正在庫の維持に努めています。

③ 代替素材・リサイクル材の活用


バージン材(新品原材料)だけに頼らず、リサイクルプラスチックや代替素材の活用を積極的に推進しています。これにより原材料コストの低減だけでなく、環境負荷の軽減にもつながり、SDGsの観点からもお客様にご評価いただいています。

④ 製造工程の効率化


原材料コストの上昇を吸収するため、製造プロセスの見直しと効率化にも取り組んでいます。歩留まりの向上、不良率の低減、省エネルギー化など、現場レベルでの改善を積み重ねることで、トータルコストの抑制を実現しています。

⑤ お客様との情報共有と価格の透明性


原材料価格の変動状況をお客様にも丁寧にご説明し、透明性のある価格設定を心がけています。一方的な値上げではなく、データに基づいた根拠を示しながら、信頼関係を維持した上での適正な価格交渉を行っています。

まとめ


戦争や紛争が引き起こすエネルギー価格の高騰は、プラスチック原材料を扱う企業にとって避けられない課題です。しかし、「仕方がない」と受け身になるのではなく、先手を打って対策を講じることが、これからの時代を生き抜く企業の条件だと考えています。

Mitasは、調達・製造・販売のすべてのプロセスにおいて、変化に強い体制づくりを進めてまいります。プラスチック製品の調達やコストに関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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